財団について

設立趣意書

近年わが国民生活ならびに社会文化は向上著しいものがありますが、今後なお一層要請されることは、青少年の育成と教育の振興です。

しかし、現在の実情を見ると、優秀な素質と確固たる向上心を持ちながらも、不遇にして進学の機会を失う青少年が少なくありません。
船井電機株式会社は、昭和36年の設立以来、大阪府を拠点とし映像機器メーカーとして世界有数の地位を有するまでの成長を遂げ、この平成12年3月9日には東京証券取引所第一部に上場することができました。

同社創業者にして社長である船井哲良は、節目の年である平成12年に、名実ともに世界に事業展開していく会社としての体制を整えたことを記念して、長年の企業活動の本拠である大阪府下に在住もしくは大阪府下の大学、高等学校に在学する学生、生徒を対象に奨学育英事業を行うため私財を拠出して船井奨学会を設立し、もって青少年の健全なる育成、学術の奨励を通じて事業の成果の地域社会への還元を図り、公益の増進に寄与することを企図するものであり、またその事業基盤を堅固なものとするために財団法人として組織するものであります。

平成12年5月15日

設立代表者

船井 哲良